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日本で1年間に殺処分される犬猫の数です。

最近のペットブームで犬や猫を飼う人が増えています。
しかしその影で無責任な飼い主によって捨てられて命を絶たれてしまう犬や猫もたくさんいます。



殺処分される犬猫のうち約80%が子犬・子猫です。

不妊手術は、日本では最近になってようやく一般的に行われるようになってきましたが、ペット先進国である
欧米諸国では、するのが当たり前になっています。44万頭という数はまだまだ多い数ではありますが、
不妊手術の普及により数年前と比べて、その数は減ってきています。



日本で流行した犬種には必ずといっていいほど問題が出てきます。

例えば、股関節や目の病気などの遺伝病や、特にMダックスでは耳が聞こえない、目が
見えないといった問題もよくあります。また、身体的な異常だけでなく精神的にも、過度な
神経質、興奮症、不安症、攻撃的などの問題を抱えた犬が急激に増えてきているのです。

その原因の1つが、オーバーブリーディングといって無計画な過剰繁殖です。その犬種の
特性をきちんと理解し、こだわりを持って繁殖しているブリーダーもいますが、健康や性格を
無視して無責任なブリーディングをしているブリーダーが沢山いるのも事実です。

日本ではまだ子犬をペットショップから買う人が多いのですが、ペットショップの子犬は生後1ヶ月で
母犬や兄弟から離され、1日の大半をショーケースの中で過ごしています。本来なら、母犬や兄弟犬と
遊んだり叱られたりしながら犬同士のコミュニケーションの仕方を学んだり、人からの愛情を十分
受けて、信頼関係を築いたり、外部の刺激に慣れたり…と、犬の性格をつくるとても大事な時期といえます。

この大事な時期に、必要な経験をしないで育ってしまうことも問題犬が増える理由のひとつです。



欧米では、人と犬がとてもよい関係を築いてます。

他人に迷惑をかけるような犬は社会から認められません。それだけに、飼い主
一人ひとりが責任を持って犬のしつけを行います。家族の一員として愛情を
持って接しながらもいけないことはいけない、ときちんとけじめをつけて
接しているのです。

しつけに限らず、動物福祉の分野でも日本に比べて欧米諸国ははるかに
進んでいます。日本では捨てられたり迷子になって飼い主が見つからない犬の
殆どが行政の動物管理センターで殺処分となりますが、欧米ではアニマル
シェルターといって動物保護施設があり、捨てられた犬達はそこで新しい
飼い主を待ちます。

欧米ではアニマルシェルターから犬を引き取ることが一般的に行われていて、
特にイギリスでは街を歩いている犬の3頭に1頭がアニマルシェルターから引き
取られた犬です。日本でもこういったシステムをつくると同時に、一般に広く浸透
させていくことが必要であり、それが私たちの目指すものでもあります。
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